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若桜への旅 [たまごのおでかけ]

今回は珍しく写真満載でお送りします。

鳥取市街地のメインストリートを若桜街道といいます。「わかざくら」でなくて「わかさ」と読む。なんとなく水上勉氏の「若狭」を連想させますね。なんで若桜街道ちゅうかといえば、若桜町へと続く道、だからだで。

若桜町、国道29号線沿いにある、山間の町です。兵庫県との県境に位置し、鳥取県の地図で言えば、一番右下の町。奥の方には平家の落人部落もある。

その若桜町へ通じる鉄路が「若桜線」。もとは国鉄でしたが、今では第三セクター「若桜鉄道」です。

鳥取県にはもうひとつ第三セクター鉄道があって、こちらは「智頭線」。「智頭線」は京都大阪への特急「スーパーはくと」の活躍で全国第二位の黒字第三セクター。

けども「若桜鉄道」は慢性赤字。この三月には値上げされるという。タマゴ、恥ずかしながら、これまで「若桜線」に乗ったことがなかった。「智頭線」は大阪への出張で、ええかっ、ちゅうほど乗らせていただきましたが。

そこで、今回はいつ廃止になるかわからない「若桜線」に乗って若桜町まで行ってみることにしました。

実は、タマゴ、以前よく若桜に来ていたことがある。4歳ほど年上の女性をよく自宅まで車で送っていた。うーん、ロマンス、ですねー。と言いたいところですが、単に送っていた、というだけで特に発展はなかった。うーん、あとひと押しが足りないですねー、いつも。

今回は車でなくて、汽車(電車、でないよ。気動車だよ)なので、近場なれども、ちょっと旅情を味わってみやーか、という趣向。ま、遠足に毛の生えたようなものですが。

というわけで、朝10時半、鳥取駅に現れたタマゴ、時刻表を確認すると、あと1時間もあるがな!若桜行きは11時35分発でした・・・・・。

と、いきなり躓いてしまいましたが、なんとか待合室で時間を潰して(喫茶店に入るのをケチった)一両編成ワンマンカーで12時半前に若桜駅に到着。汽車は折り返し運転するらしい。では次は・・・・と時刻表をみると、3時20分だがな!3時間もなにすっだい、ここで!

それでも、また気を取り直して、駅前から町のメインストリートへ出てブラブラしてみました。

さすが山間の町、側溝の水までがキレイだ。飲めらせんだか。

若桜町はメインストリートに並ぶ「カリヤ通り」が名物のひとつ。カリヤというのは、家の前を人が通れるくらいに庇が乗り出している造りを言うらしいですが、「仮屋」と書くんだろか?あのタレント華道家となにか関係があるのか?案内をみても「カリヤ」としか書いてない。と、ひときわ立派な家の表札をみると、高校時代の同級生の実家だった・・・・。さすが金持ちだのー。

さらに町をブラブラしていると、自民党の広報板が。

うーん、去年、県立博物館で開催された「アメリカ現代美術展」は自民党後援だったんか?

と、「蔵通り」「寺通り」をいう看板を見つけたので、ちょっと裏道に入ってみると、おお、たしかに蔵が並んどる!

おまけに、鳥取ではメッタに見られぬ雪印の自販機まで!

ご覧のとおり、壊れとって買うことはできません。しかも、この自販機、なぜか某医院の裏の敷地内にあった。自家用だったのか?

「蔵通り」は同時に「寺通り」でもあって、さすがに寺が多かった。ある寺の真ん前では、このような光景も。

うーん、季節ですなー。しばらく見とりましたが、この二匹じっとして動かんかったで。数メートル離れたところで、もう一匹、この成り行きを見守っとる猫がおった。色魔猫か?

別の裏通りに入ってみると、趣き深い廃墟が。

見づらいでしょうが、「BAR PORO」と書いてありました。「BORO」じゃないで。

さらにその隣には、「銀座」まで!

♪一丁目の柳が囁いた~♪銀座、銀座、銀座~♪日曜のBS2「昭和歌謡史」、ロス・プリモスよかったですね。フランク永井も。♪そばにいてくれるだけでいい~♪なんて。うっかり、「中学生の頃、『おまえに』をよぉ歌っとった」と言ったら、ウズラに「いったい、ほんとは何歳だい?」と突っ込まれた。

そのウズラ、最近「ホリエモンに会いたいな~」とよく言っとる。ホリエモンの姿が恋しいらしい。駅前には、そんなウズラにうってつけの「カラオケ喫茶」があった。

ただし、残念ながら、この「うたえもん」もまた拘置所組らしく、灯は点いとりませんでした。

「TOSC若桜店」というのはスーパーです。「トスク」と読む。「鳥取生活センター」の略、だで。古い人は今でも鳥取市内にある本店のことを「センター」と言ったりする。タマゴも時々そう言う。タマ母に「おーい、今日はセンターに行ってみやーか?」とか。

で、この「トスク」にて「ボリューム一番 明太子弁当」というのを買って、自販機横のベンチに座って食べました。駅前で、すぐそこにバス停があるせいか、どうやらこのベンチはバスを待つ人に利用されとるらしく、バス待ちらしいお爺やお婆が、弁当喰っとるタマゴを迷惑そうに見とった。

弁当を喰い終わり、トスクの並びにある郵便局にスタンプでも置いてないか、と入ってみましたが、ありませんでした。その代わり、局員さんたちに不審そうな眼で見られた。タマゴ、ファッションセンスが著しく欠けとるせいか、スーツ姿以外だと不審人物扱いされることが多い。

回も町内のあちこちを写真撮って廻ったら、あちこちで変な眼で見られた。そのせいか、駐在所の前を通るときはドキドキした。駅前では、見知らぬお爺さんに「こんにちは!」と声をかけられ、さては、不審人物にはまず声をかけてみよう!という予防策か?と思ったら、しばらく行くと「あいさつ励行の町」とかいう看板があった。若桜は純朴な町だ。

そろそろ汽車の時間なので、駅の窓口で切符を買ったら、これがまた懐かしい硬い切符でした。こんな切符、手にしたのは20年ぶりでした。

さて、駅のホームをぶらついとると、

野口雨情、です。うーん、雨情、いたるところで「小唄」を作っとるのー。ちなみにタマゴんとこの温泉場にも雨情作詩の「小唄」がある。数年前まで、夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」でも歌われとった。けども、踊りのテンポが遅くて、なかなか踊り子連が前に進まんということで、実行委員会で廃止されることになった。タマゴ、「わたしゃ、地元のモンですけど、仕方ないですなー」と廃止に賛成したら、同席しとんさった踊りの振り付けの先生にごっつい怒られた。

帰りの汽車は、なぜか2両編成でした。

しかし、乗客はタマゴだけ。車内はガラガラ。こげなことだのに、2両編成にするけ、赤字になるだがなー。

おまけに、運転士もおらんで。

それなのに、こんな吊りビラが。

どこにテロの危険があっだい!

やがて、運転士&車掌コンビが登場。こんなガラガラで、なぜワンマンでない?と不思議に思っとったら、途中の八頭(やず)高校前駅で、高校生がどっさり乗ってきた。車掌さん、「おーい、定期拝見、拝見」とすし詰めの高校生相手に奮闘しとんさった。なるほど。

鳥取駅に着いて降りるときも出口で「定期拝見」しとんさった。タマゴが素通りしようとしたら、

「あ、ちょっと、切符見せてください」だと!

わしゃー、始発からひとりで乗っとっただらーが!おまけにクロスシートの小卓に切符を置いとっただらーが!見とらんかったんかいー!

いや、あるいは不審人物として警戒されとったんかもしらん。大いにあり得ることだで。


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tappei

風情があっていいですね。
水上勉氏といえば3億年生きている(爆笑)おいらにとっては「飢餓海峡」があまりにも有名ですが…。
よ~くかんがえたら「飢餓海峡」の主人公(男の方)とホリエモンって共通点がありますね。「法を犯してでも名を残す」ところが…。ホリエモンは被告になっちゃいましたね。
by tappei (2006-02-14 19:53) 

えいこう

ホントに風情ある、情緒豊かな土地柄ですな。ひなびた感じがまたよろしい。
しかしいくら何でも、側溝の水は飲めんでしょ。
ネコ殿、見せつけてくれますなぁ。ウチのコムギも大変ですで。ことある毎に、ランディにあの体勢。おいおい。ランはオスだで。
しかしタマゴさん。名リポーターですな。この調子で温泉を紹介したら、押しも押されもせぬ、立派な温泉ブログになるだろうに。でもそれはそれで、地と寂しい。
by えいこう (2006-02-14 23:43) 

okko

仮屋通りは今風にいえばアーケードですな。庇をはりだす工夫は日本にも古くからあったんじゃ。蔵、寺通りもいいです。
北海道で1度だけ、同じ経験をしたことあるですで。千歳から車輌1台で日高と繋ぐ何やら線(わすれた)。「終点まで行って、どこか見物するとこ、あります?」「さあて、山があるだけでなかったかねえ」兎に角、乗りました。やっぱり乗客は2人だけ。駅員さんが言われたとおり、山しかありませんでした。正直な駅員さんじゃった。国道はすぐ傍を通っておりましたけど。
帰りの電車は1時間後の発車だったかな、私、駅前ベンチで山をのんびり見ておりました。猫もおらんかったし。
そういえば、たまさんの小旅行で1番時間を喰ったんは、猫を見ていんさるときではなかったですか?
by okko (2006-02-15 10:34) 

温泉たまご

tappeiさん。
ホリエモンについて、やくみつる氏は、
「まだ一敗しただけなのだから、再起してほしい」とおっしゃっているとか。
やく氏、相撲ファンとして常々一目置いとるのですが、
この発言はどうだか。
「一敗」といっても、ズルして勝ってたのが発覚した反則負けは、
ただの一敗では決してないでせう。

eikohさん。
側溝の水、そうは言っても、さすがに飲んではみんかった・・・・。
しかし、コムギにそういう性癖があるとは!
ますますその方面の才能を伸ばしてもらいたいもんです。(どんな才能だ?)
ああ、温泉ブログ・・・・。本来なら、この調子で書くつもりだったのに。

okkoさん。
鳥取市内のアーケード街も、郊外店舗に押されて、
「カリヤ通り」と同じ状況になりつつありますで。
若桜での3時間は思いのほか、あっという間でした。
あまりに面白い光景が多すぎて、退屈する暇がなかった。
ご賢察のとおり、最も時間を費やしたのは、猫の観察。
いったんその場を離れて、なお引き返そうとしたら、
近所の人に不審そうな目で見られたので、断念しましたけど。
by 温泉たまご (2006-02-17 14:31) 

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